スパイスから作るインドのチキンカレーレシピ
基本のスパイス10種類を使ったこのチキンカレーは、スパイスのガネーシャをはじめるきっかけとなった思い出深いレシピ。
学生時代にネパールで食べたカレーの味が忘れられず、まともに包丁も握ったことのない僕が帰国後にはじめて作ったのはチキンカレーでした。その味はスパイスの香りも弱く、チキンはパッサパサでコクもパンチもないひどい仕上がりでした・・・。
でも、あの感動をもう一度再現したくて試行錯誤すること約4年。チキンに合う10種類のスパイスを調合し、料理初心者の方でも美味しく作れるように完成したのがこのレシピです。
ポイントは、最後の味見で加える醤油。コクと深みがグッと増し、スパイスの香りが引き立ちます。和の素材とスパイスの見事な融合にきっと驚くはずです。ぜひ、お試しください。
作ったよレポート
神レシピ!レシピ通り作れば、誰でもカレー屋さんの味で作れます。
(おー様)
初めてスパイスを使った本格的なチキンカレーを作ってみましたが、レシピ通りに作れて 失敗なく出来上がりました。スパイスの独特な香りに魅力されましたよ。もっといろんな料理に挑戦してみたいと思います!
(みつ様)
子供も食べるので辛さは控えめで作りました。 美味しかったです!
(ユマー様)
レシピ通りに作るだけで自分好みの完璧なカレーに仕上がりとても感動しました!今までは自己流だったのですが、いつも何かひと味足りなかったので・・・。添加物を使用しないので安心ですし、また、色々なスパイスが入っているので健康にも良さそうですね。
(kazu様)
スパイスからカレーを作るのは好きでしたが、配合が難しくてなかなか美味しいカレーを自分で作ることが出来ませんでしたが、このスパイスセットがあれば、本当に簡単に美味しいインドカレーが作れます。 辛さも調節出来るので子供も食べれます。
(Mozu様)
材料(4人分)
基本のスパイスセット | 1セット ※ 辛いスパイスは別袋に入っているので、お好みで調整してください。 |
鶏もも肉 | 500g |
無糖ヨーグルト | 大さじ4 |
玉ねぎ | 中1個 |
ニンニク | 1粒 |
しょうが | 人差し指の第二関節くらい |
油 | 大さじ3 |
カットトマト缶 | 1カップ(トマト中2個 粗みじん切りでもOK) |
塩 | 小さじ1.5 |
水 | 2カップ |
バター | 10g |
醤油 | 小さじ1~2 |
スパイス調合
〈ホールスパイス〉 |
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カルダモン | 3個 |
クミンシード | 小さじ1 |
クローブ | 3個 |
フェヌグリークシード | 小さじ1/4 |
マスタードシード | 小さじ1/2 |
〈パウダースパイス〉 |
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クミンパウダー | 小さじ2 |
コリアンダーパウダー | 小さじ3 |
ターメリックパウダー | 小さじ1/4 |
カイエンペッパーパウダー | 小さじ1/2~1 |
(辛さを出すスパイスのため、お子様やお年寄りなど辛いのが苦手な方は入れなくてもOK) | |
ガネーシャ特製ガラムマサラ | 小さじ1/2~1 |
(最後に加えてスパイシーさを出すスパイスのため、お好みに応じて量は調整して下さい) |
作り方
〈仕込み〉
- 鶏もも肉をひと口サイズより少し小さめにカットします。
- ヨーグルトは良く混ぜておきます。そのまま使うとダマになってしまうので、なめらかな状態にしておきましょう。
- 玉ねぎとニンニクとしょうがをみじん切りに。ニンニクとしょうがのみじん切りは包丁の腹でつぶしてから細かく切るとやりやすいです。
〈調理〉
1
まずはホールスパイスのテンパリング(動画はこちら>>)。鍋で油を熱し、ホールスパイスを入れます。
火力は中火ですが、焦げそうになったら弱めてください。スパイスの成分を油に移すために、ヘラで優しく混ぜたり鍋を少しゆすったりしましょう。
カルダモンとクローブがふくれてきて、マスタードシードがパチパチはじけてきたら次の工程へ。なお、フェヌグリークシードは焦げやすいので火加減に注意してください。
2
玉ねぎ、ニンニク、しょうがのみじん切りを炒めます。最初は強火で焦げそうになったら中火に落としてください。
最初と比べて量が1/3くらいになり、水分が無くなったらOKです。
飴色になるまで炒める必要はありません。焦げそうになったら水を少しだけ足してあげてください。水分がしっかり飛ぶまで炒めるのが最大のポイントです。
3
続いて強めの中火に火力を上げたら、カットトマト缶を(もしくはトマトの粗みじん切り)加えます。トマトを潰しながら2分程炒め煮して水分を飛ばします。焦げそうになったら、少し水を足してもOKです。
その後、中火と弱火の中間くらいの火加減にしたら、塩とクミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、カイエンペッパーパウダー(省略してもOK)を加えて、粉っぽさが無くなるまで炒め煮します。少し水を足してもOKですが、全体を馴染ませながら水分が飛ぶまでしっかりと火を入れてください。
しばらくして全体にとろみがついたらベースの完成です。
火力を調整しながら、水分がしっかり飛ぶまで炒め煮しましょう。赤色の油が滲み、とろみがついてきたら次の工程へ。
4
鶏もも肉を加えたら、強めの中火で表面の色が白っぽくなるまで炒めます。
その後、仕込んでおいたヨーグルトと水を加えて軽く混ぜて馴染ませたら、沸騰するまで中火でふたをして煮込みます。
沸騰したらふたを取り、弱火に火力を下げて10分程煮込みましょう。少し沸騰する程度の火加減をキープしながら、焦げ付かないように時々優しく混ぜて下さい。鶏もも肉に火が通っているのを確認したら、最後の工程に移ります。
こんな感じになったらヨーグルトと水を加えます。
5
ガネーシャ特製ガラムマサラは、味噌汁の味噌を溶かすようなイメージで、お玉の中でよく混ぜながら馴染ませてください。バターと醤油もここで加えます。
ふたをして弱火で5分程煮込んだら、味見をして完成です。
- ガネーシャ特製ガラムマサラは、前半で入れると香りが飛んでしまうので、調理の最終工程で入れましょう。また、しばらく煮込むことで香りが引き立ちます。
- 調理中に塩気が足りないと思っても、必ず最後の味見で調整してください。塩の入れすぎは後戻りできませんが、最後に加える醤油の力によりインドカレーが劇的に美味しくなります。 適切な塩加減により、食材とスパイスの魅力を最大限に引き出すことができますよ。