ブリ大根のスープカレーのレシピ
ブリは青魚の中でも最も栄養のある魚の一つと言われており、良質なタンパク質とビタミンB1、B2、D、Eが豊富に含まれています。中でも脂に含まれているDHAとEPAは脳を活性化させ学習・記憶能力の向上に役立つとされているほか、悪玉コレステロールを低下させ動脈硬化予防にも効果があります。また、鉄分も豊富なので貧血予防効果もあります。更に、大根にはアミラーゼやジアスターゼなどの消化酵素が豊富に含まれており胃腸の働きを活性化するとともに胸焼けや胃酸過多などに効果的です。
和食のブリ大根とは全く異なりますが、ブリの旨み&だしとあっさりした大根、そしてスパイスの奥深い香りがベストマッチな一品です。個人的にはカイエンペッパーパウダーを気持ち多めに入れて辛味を効かせた方がおいしいと思います。なお、ブリ以外でもアジ、イワシ、サバ、サンマなどの青魚、カジキやタラ、サワラなどの白身魚でもおいしくできますよ。
材料(4人分)
ブリの切り身 | 4切れ |
大根 | 約300g |
玉ねぎ | 中1個 |
しょうが | 人差し指の第二関節くらい |
油 | 大さじ3 |
トマト缶(カットトマト) | 1/2カップ(トマト中1個 粗みじん切りでもOK) |
塩 | 小さじ1強 |
水 | 3カップ |
〈ホールスパイス〉
カルダモン | 3粒 |
クミンシード | 小さじ1 |
シナモンホール | 小さじ小指の第一関節くらい |
フェヌグリークシード | 小さじ1/4 |
フェンネルシード | 小さじ1/4 |
マスタードシード | 小さじ1/2 |
〈パウダースパイス〉
カイエンペッパーパウダー (辛さを出すスパイスのため、お子様やお年寄りなど辛いのが苦手な方は入れなくてもOK) |
小さじ1/2~1 |
ガネーシャ特製ガラムマサラ (スパイシーさを出すスパイスのため、お好みに応じて量は調整して下さい) |
小さじ1/2~1 |
コリアンダーパウダー | 小さじ3 |
ターメリックパウダー | 小さじ1/2 |
作り方
〈仕込み〉
- ブリの切り身に塩(分量外)をまぶします。10分~15分程たつと表面に水分がでてくるので、水でサッと洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。
このひと手間により、魚の表面にある臭みの原因を取り除くことができます。
その後、切り身を6等分くらいのサイズにカットします。小さくカットすると煮崩れてしまうので、少し大きめが良いでしょう。 - 大根を一口サイズにカットします。
- 玉ねぎを千切りにします。
- しょうがをみじん切りにします。包丁の腹でつぶしてから細かく切るとやりやすいです。
- ガネーシャ特製ガラムマサラ以外のスパイスをミックスしておきます。ガネーシャ特製ガラムマサラは、最後に加えてスパイシーな香りを演出するものなので、仕込みの段階ではミックスしません。
ホールスパイスも同様にミックスしておきます。
〈調理〉
1
ベースとなるソースを作ります。まずはホールスパイスのテンパリング(動画はこちら>>)です。
鍋で油を熱し、ホールスパイスを入れます。火力は中火ですが、焦げそうになったら弱めてください。スパイスの成分を油に移すために、ヘラで優しく混ぜたり鍋を少しゆすったりしましょう。
しばらくしてスパイスの香りがしてきたらテンパリング完了です。
2
玉ねぎの千切りとしょうがのみじん切りを炒めます。最初は強火で焦げそうになったら中火に落としてください。最初と比べて量が1/3くらいになり、水分が無くなったらOKです。
3
続いて強めの中火に火力を上げたら、トマト缶(カットトマト)を(もしくはトマトの粗みじん切り)加えます。焦がさないように混ぜながら&トマトをつぶしながら2分程炒め煮して水気を飛ばします。
その後、中火と弱火の中間くらいの火加減にしたら、あらかじめミックスしておいたパウダースパイスと塩を加えて、粉っぽさが無くなるまで炒め煮します。
しばらくして全体にとろみがついたらベースソースの完成です。
(※ ガネーシャ特製ガラムマサラは調理の最後に入れるのでここでは入れないで下さい。)
4
大根を加えて少し透明になるまで中火で炒めます。水を加えて沸騰したら、弱火に火力を下げてふたをして10分程煮込みましょう。
その後、ブリを加えてふたをあけて5分程煮込みます。ブリが崩れないように、時々優しく混ぜ合わせてください。少し沸騰するくらいの火加減をキープしましょう。
最後に、ガネーシャ特製ガラムマサラを加えたら、軽く混ぜて馴染ませます。弱火のままでふたをあけて5分程煮込んだら、味見をして完成です。