以前から気になっていた名古屋の北インドカレー
皆さんが住んでいる街にも居ぬき店舗を改装した “いわゆる、インドカレー屋” があると思いますが、このようなお店はインドの国旗が掲げられていてもシェフがネパール人であるケースがほとんどです。
もちろん、そういったお店でもおいしいところはたくさんありますが、個人的には・・・日本人向けにかなり味が補正されているので、どこで食べても画一的な感じがします。
これらをざっくりカテゴライズすると “濃厚でとろみがあり、しかもナンに合うインドカレー(ネパリ作)” と表現することができると思います。
しかし、今回ご紹介するお店は北インド出身の家族が作る北インドカレー屋さんです。その名もNew Delhi。これまでの経験上、 インド人が作るインドカレー屋はおいしい傾向があるので期待はふくらみます。
一人で行くのもあれなので心優しいパイセンをお誘いして二人で訪問。パイセンあざま~っす!
メニュー写真を撮り忘れたのでうろ覚えですが、バターチキンやダルなど基本的なカレーは10種類以上あります。(しかも、予約が必要なスペシャルメニューとしてビリヤニや骨付きマトンなどハードコア路線もやっているとは!レベル高そうやなぁ・・・)
チキンティッカ、エビカレー、ほうれん草とパニールのカレーを注文して待つこと数分。
最初にチキンティッカがでできましたが、お互い腹ペコなので写真撮る前に平らげてしまいました。食欲には勝てませんね。
味はもちろん最高です。ミックススパイスがガッツリ効いており、肉もかなりジューシーで骨までシャブったりました。
“しょっぱい”って感じるギリギリ手前の塩加減は非常に勉強になります。自分でもこういう味付けがしたいって思う逸品です。
エビカレー
これを注文したのはパイセンですが、目の付け所がヤバいっすねぇ。僕もこれ気になってました。てことで、少し見させていただきました。
まずは、優しい甘みがス~っと通り抜けます。これはカシューナッツペーストからくるものでしょう。丁寧に下ごしらえされているのでとてもなめらかです。そして、エビの旨味。シーフードミックスに入っているような小エビではなく、中サイズのエビを使っているのでブリブリ食感がしっかり残っています。
エビカレーはあまりメジャーではないので食べたことない方もいるかと思いますが、ここのエビカレーは食べた方がいいと思います。自信を持っておすすめできます。甘みと旨味のバランス、そして遅れてくるスパイシーさが見事に融合したカレーです。
ほうれん草とパニールのカレー
どのインドカレー屋に行ってもだいたいある王道メニューです。だからこそ、ごまかしは効きません。
今回は、通常より1.5段階辛くしました。多くのカレー屋はカイエンペッパーの量で辛さを調整しますが、ここはブラックペッパーも駆使しています。ほうれん草は個性が強い食材なので、ブラックペッパーのキリっとした辛みが良く合うんです。
また、テンパリングしたホールスパイスの香りがしっかり生きています。提供する直前に丁寧にテンパリングしているからでしょう。濃厚でとろみのあるカレーは、しっかりスパイスを効かせた方が全体のまとまりがいいですね。これも勉強になります。
あと、今まで食べたインドカレー屋のなかで一番おいしいパニールでした。濃厚なマサラと良く合うようにあっさりクリーミーな仕上がりです。
まとめ
これまで経験してきた “いわゆる、インドカレー屋” とは一線を画するお店で、トップクラスにおいしいです。また、ここのナンはふわっふわ&もっちもち。他のお店でもそれらをウリにしている所がありますが、レベル&戦うステージが異なると感じました。ナン好きな人は間違いなく気に入ることでしょう。
今回は、ディナーに訪問しましたが、好きなカレーとナンorライス、サラダに飲み物が付いて1,050円はかなりお得です。他のメニューも間違いなくおいしいはずなので、足繁く通って全メニュー制覇したいと思います。何年後になるか分かりませんが!
次回は予約してスペシャルメニューにチャレンジです。パイセン、また一緒にお願いします(笑)