チキンとトマトのブラックペッパー炒めのレシピ
このレシピはブラックペッパーを軸に、トマトをたっぷり使ったベースソースで蒸し煮するカレーです。
ブラックペッパーには、脂肪燃焼効果があると言われている「ピペリン」という成分が多く含まれており、発汗作用やむくみ解消に加え、健胃作用、消化液の分泌促進、食欲増進などの効果もあり、薬膳治療の場で昔から重宝されてきました。
また、ブラックペッパーは使う直前にミルで粗挽きにするのが最適です。時間が経過したり細かく挽きすぎたりすると香りが飛んでしまい辛みが強くなるからです。
その他にもこのレシピでは様々なスパイスを使うため、とっても奥深い味が楽しめます。身体の芯から元気が湧いてきますよ。
材料(4人分)
鶏もも肉 | 400g~500g |
玉ねぎ | 1個 |
ニンニク | 1粒 |
しょうが | 人差し指の第一関節くらい |
油 | 大さじ3 |
トマト | 中2個(トマト缶(カットトマト)1カップでもOK) |
塩 | 小さじ約1強 |
〈ホールスパイス〉
カルダモン | 5個 |
クミンシード | 小さじ1 |
クローブ | 5個 |
シナモン | 小指の第一関節くらい |
ブラックペッパー | 小さじ1 |
〈パウダースパイス〉
粗挽きブラックペッパー | 小さじ2 |
(ホールのものをミルで粗挽きにして使用) (ピリッとした辛さを出すスパイスのため、お子様やお年寄りなど辛いのが苦手な方は少なめでOK) |
|
カイエンペッパーパウダー | 小さじ1/2~1 |
(辛さを出すスパイスのため、お子様やお年寄りなど辛いのが苦手な方は入れなくてもOK) | |
ガネーシャ特製ガラムマサラ | 小さじ1/2~1 |
(最後に加えてスパイシーさを出すスパイスのため、お好みに応じて量は調整して下さい) | |
コリアンダーパウダー | 小さじ3 |
作り方
〈仕込み〉
- 鶏もも肉をひと口サイズにカットします。
- 玉ねぎを千切りにします。
- ニンニクとしょうがをすりおろしておきます。
- トマトを粗みじん切りにします。
- ガネーシャ特製ガラムマサラ以外のスパイスをミックスしておきます。ガネーシャ特製ガラムマサラは、最後に加えてスパイシーな香りを演出するものなので、仕込みの段階ではミックスしません。
ホールスパイスも同様にミックスしておきます。
〈調理〉
1
ベースとなるソースを作ります。まずはホールスパイスのテンパリング(動画はこちら>>)です。
フライパンで油を熱し、ホールスパイスを入れます。火力は中火ですが、焦げそうになったら弱めてください。スパイスの成分を油に移すために、ヘラで優しく混ぜたりフライパンを少しゆすったりしましょう。
しばらくしてスパイスの香りがしてきたらテンパリング完了です。
2
玉ねぎの千切りを炒めます。最初は強火で焦げそうになったら中火に落としてください。最初と比べて量が1/3くらいになり、水分が無くなってきたら、ニンニクとしょうがのすりおろしを加えて香りを引き出します。
3
続いて強めの中火に火力を上げたら、トマトの粗みじん切りを(もしくはトマト缶(カットトマト))加えます。焦がさないように混ぜながら&トマトをつぶしながら2分程炒め煮して水気を飛ばします。
その後、中火と弱火の中間くらいの火加減にしたら、あらかじめミックスしておいたパウダースパイスと塩を加えて、粉っぽさが無くなるまで炒め煮します。
しばらくして全体にとろみがついたらベースソースの完成です。
(※ ガネーシャ特製ガラムマサラは調理の最後に入れるのでここでは入れないで下さい。)
4
鶏もも肉を加えたら、強火でソースをしっかり絡ませながら炒めます。表面の色が変わってきたら、ふたをして弱火で蒸し煮開始です。焦げそうになったら、少しだけ水を足してください。
10分程たったら火の通りを確認します。最後の仕上げにガネーシャ特製ガラムマサラを加えて馴染ませたら、味見をして完成です。