水加減で仕上がり・味は変わる
カレーを作るとき、水加減って意識したことありますか?
そもそも、市販のルーから作るカレーとは異なり、スパイスからカレーを作る場合、水加減は味を左右するポイントのひとつになります。
なぜなら、スパイスカレーには化学調味料や合成油脂などの添加物が入っていないので、ごまかしが効かないからです。良くも悪くも味がストレートに表現されます。
我が家では新レシピ開発や過去に作ったレシピの見直しのために頻繁にカレーを作りますが、“これやっ!” という絶妙な水加減のカレーにはなかなか出会えません。
しかし、先日マトンを使った新レシピの試作をしているときにあるポイントに気づきました。結局このカレーは失敗に終わったのですが、そこで学んだポイントはとてもシンプルです。
水加減のポイント
当店で紹介しているレシピは、サラサラな仕上がりでご飯に合うように制作しています。家庭でも手軽にスパイスカレーを楽しむには、ナンよりもご飯に合わせた方が良いですからね。
僕の経験上、
水の量が多いと・・・味気なくて塩味が先行してしまう
水の量が少ないと・・・ボテッとしすぎてご飯には合わない
この2つの傾向があると思います。
なので、ご飯に合うカレーを作るのであれば、ドライな仕上がりではなくサラッとさせた方が良いのですが、だからと言って水を増やすのはNGです。
ポイントは2つあります。
まず、食材がヒタヒタに浸かる水加減で煮込みを開始することです。ここで水を入れすぎると後戻りできないので、少ないかな?くらいが良いでしょう。
そして、煮込むことで水分は蒸発するので、様子を見ながら少しずつ水を足すことです。逸る気持ちを抑えながら、ゆっくりゆっくりやりましょう。
このテーマに対する明確な答えはありませんが、この方法は美味しく作るためのヒントになるかも知れません。是非、お試しください!
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