インドカレーをおいしくする要素の一つにトマト缶があります。100円以下で買えるものから400円くらいする高級品までありますが、お勧めはソルレオーネのダイスカットトマト缶です。近所のスーパーでは別ブランドのものが100円以下で購入できますが、味が大きく変わってくるのでソルレオーネ以外は使う気になりません。
お勧めする理由
安いトマト缶は、トマトの味自体が薄いので締まりがなく水っぽい感じになってしまいます。また、でき上がりがくすんだ色になりがちです。視覚は味覚にも大きく影響するので、あまりお勧めできません。
一方、ソルレオーネの魅力は
①酸味と甘みのバランス
②マイルドなコク
③鮮やかな赤色
ですが、これらの特長とスパイスの刺激がピッタリなんです。酸っぱすぎず甘すぎない絶妙なバランスで優しいインドカレーに仕上げてくれますよ。そして、仕上がりの色も綺麗です。
普通のトマトよりもトマト缶が良い?
トマトは季節により品質のバラつきが大きいので味が安定しません。また、冬場はビックリするくらい値段が高騰するのでお財布にも厳しいかなと思います。
なお、本場インドのレシピはトマトを使うことが多いですが、そもそも日本のトマトとは異なります。日本の場合は、生食用に品種改良されたものが多くて甘すぎます。インドカレーにはある程度の酸味も必要です。
総合的に判断するとおいしいインドカレーを安定的にリーズナブルに食べるためには、トマト缶をごり押しします。ちなみに、ホールトマトは調理の際に潰す必要があるので、ダイスカットトマトを選んでくださいね。
トマト缶の使い方
ホールスパイスをテンパリングし、透明になるまで炒めた玉ねぎにトマト缶を加えます。その後、塩とパウダースパイスを加えて写真みたいな感じになったらOKです。
コツは、コクを出すために中火で少しとろみがつくまで炒めることです。このソースが味のベースになります。
4人分のカレーであれば、1缶の半分くらいが目安です。トマトの代用としてほとんどのレシピで使えます。
また、トマト缶専用レシピもあるのでお試しの価値ありです。