スパイスと油の相性はバッチリ
スパイスの香りや有効成分は、油に溶けやすいという大きな特徴があるので、調理の最初にホールスパイスを油で炒めるテンパリングをします。この工程で引き出したスパイスの香りと効能は、炒めたり煮込んだりすることで具材に染み込んでいきますが、油がスパイスと具材を繋ぎ合わせる潤滑油のような役割をしてくれます。なので、良い油を使った方が、スパイスがしっかり馴染んで断然美味しくなります!もし、古い油や良質でない油を使うと、いくら美味しい食材を使っていたとしても台無しです・・・。
今まで何種類かの油を使ってきましたが、一番しっくりきたのが、写真の太白ごま油です。
太白ごま油の魅力
太白ごま油とは、ごまを焙煎せずにそのまま絞ったものです。同じゴマ油でも、焙煎したゴマを絞った茶色いタイプのものとは全然違います。こちらは、香りが強すぎでインドカレーには不向きです。
太白ごま油は、無色透明・無味無臭なのが特徴です。無駄なものが入っていないピュアな油なので、スパイスの持ち味を引き出すには最適です。また、サラダ油よりも油っこくなくてすっきりしているので、ケチらずに多めに使っちゃっても大丈夫です。僕の経験上、油を多めに使った方が、味の輪郭がはっきりした美味しいカレーを作れると思います!砂肝のピックルを作ったときに、この油の魅力を確信しました。砂肝のピックルのレシピはこちら>>
サラダ油よりもお値段が高いのがネックですが・・・ほとんどのスーパーで購入可能なので、是非お試しください。