ターメリックと野菜の相性は抜群です
数あるスパイスの中でも使用頻度の高いターメリック。僕自身、最も好きなスパイスのひとつで、メインのカレーだけでなくサブジやアチャールなどの付け合せを作るときにも必ず使用します。
ターメリックには、二日酔い防止や肝機能強化、消化促進などの優れた薬効があります。それだけでなく、個人的に注目しているのは、野菜の甘みを引き出す作用です。詳しい理由までは分析できていませんが、特にほうれん草や菜花など灰汁の強い食材と一緒に使うと、その効果が良く分かります。
他にも、インドカレー独特の鮮やかな色味を表現するためにも使われます。視覚は味覚にも影響を及ぼすので、おいしいカレー作りには必須のスパイスだと思います。
ターメリックの使い方
ターメリックには独特な苦味があるので、使いすぎはNGです。煮込む際に入れるのが一般的ですが、必ず火を通して加熱してください。スパイスは熱との相性が良いので香りが良くでます。4人分のカレーなら小さじ1/2くらいが目安です。
またサブジに使う場合は、野菜を切ったら事前にあえておくのがオススメです。炒めている途中で投入するとスパイスが全体に馴染む前に焦げてしまいます。最近この方法を発見しましたが、今までの失敗が嘘みたいにおいしいサブジが作れるようになりました(笑)
ちなみに、ターメリックの原型はショウガのような形をしており、根っこを乾燥させてパウダー状にしたものが一般的です。以前、友だちが育てているターメリックを見せてもらいましたが、見た目はショウガとほぼ同じでした。あと、カレーの染みが服に付くと落ちにくいですが、日光に当てると綺麗になります。染みを作りだす大きな要因はターメリックの色素ですが、直射日光に当てることで分解される特徴があります。
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